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愛犬相談室

お悩み相談リスト

注意事項
お悩み相談は、同じような悩みに見えても、個々の飼い主さんの暮らし方や犬との接し方、性格や物の考え方によって、解決策や回避策、またその伝え方が大きく変わって来ます。

もちろんこれに加え、犬の性格・犬種・年齢など様々な要素でも内容が変わります。

10組の飼い主さんと犬が居たら、10通りのお悩み相談回答が存在しますので、こちらの相談文はその一例に過ぎません。御注意下さい。

08 触られるのが苦手な子

お悩み

うちのコは普段おとなしく、吠えることもありません。
人も大好きで、お散歩のときに出会う人にもしっぽを振り、低姿勢で近づいたり、おなかを出したりして甘えています。
ただ、触ったり、抱き上げようとすると暴れて逃げてしまいます。
家族が抱き上げるのは平気なのですが、どうしてでしょうか?
また、直せるのでしょうか?

飼い主:20代主婦 ※夫婦二人暮らし
犬種:トイプードル(2歳♂)

ドッグライフカウンセラーからのアドバイス

ご家族に愛されて、人間が大好きに育ったわんちゃんなんですね。
きっと、人懐っこく近所のアイドル的存在だと思います。ただ、ちょっぴり怖がりで繊細な性格なのでしょう。

このわんちゃんの場合、人間は優しいと思っているので他人に攻撃的にはなりませんし、自分から近づいていく好奇心もあります。

ですので、「飼い主さんじゃないから、ちょっと怖いな・・・」という気持ちを取り除いてあげるといいでしょう。

まず、わんちゃんの気持ちを考えると、嫌がるのを無理に他の人に抱き上げてもらったりする必要はありません。
無理強いをすると「すごく怖い思いをした」と感じて、もっと嫌がるようになってしまうかもしれません。

知らない人と出会ったら、「少し怖がり」であることを伝えてください。

そして、よくご自宅にいらっしゃるお知り合いの方や、公園などでいつも会う飼い主さん仲間の方などに協力してもらって、わんちゃんのストレスにならない範囲で練習しましょう。
最初に、人のほうから触らないようにお願いをします。その人にはしゃがんで手の甲をわんちゃんに見せてもらいます。このとき、においを嗅ぎにきても触らないようにお願いしておきます。

もしも、初めのうち怖がってにおいを嗅ぐなどの行動を取らない場合は無理をさせないで、その日のあいさつは終了にしましょう。次回に期待です。
もし少しでも手のにおいを嗅ぎに近づいたら、飼い主さんがたっぷり褒めてあげましょう。

お友達には、触らずに優しい声で名前を呼んでもらうだけにします。
そして手のにおいを自分から嗅ぎにいけるようになったら、今度はその手で首の根元にそっと触れてもらってください。

それができたら、次は首の根元をなでる、背中をなでる・・・・といった方法で、少しずつ練習していきます。

すぐには出来るようにはならないかもしれませんが、少しずつ段階を踏んで慣らしていってあげることで、怖がらないで体を触らせるようになるはずです。

あせらずに、がんばりましょうね。

07 子犬のしつけ

お悩み

子犬のしつけについてご相談があります。
どうも、褒められていることや叱られていることが分かっていないらしく、遊んでもらっていると思って興奮してしまうのです。

しっかりと目を見て、怖い声・恐い顔で叱っているのですが、さっぱり効果がないのが実情です。おやつで釣ることで、おすわりだけはできるようになりました。(今はおやつなしでも大丈夫です)

今直近で困っていることは、冷却効果のあるシートを与えたのですがおもちゃだと思って飽きることなく噛んだり振り回したりします。怒っても効果が無く、無視するわけにもいかず、というところです。

人や遊びが好きなのは大変結構なのですが、しつけという面に関しては少々困っています。
このような子犬のしつけについて、何かアドバイスいただけないでしょうか。

飼い主:30代夫婦
犬種:ポメラニアン
犬の年齢:2ヶ月男の子

ドッグライフカウンセラーからのアドバイス

人も遊びも大好きな、ポメラニアンの2ヶ月の男の子をご家族に迎えたということですね!これからとっても楽しみですね。

さて、早速子犬特有の問題にぶち当たっているようですが・・・ちょっと一緒に考えてみて下さい。
お悩みになっている内容として詳しく書いて頂いている事は、その子に限らず、ほとんどの家庭の子犬に見られる一般的な行動や性格と言えます。

逆にこのような、やたらと色々な物に興味を持ち噛んだりイタズラしたり、遊んでいるうちに興奮状態になったりしない子犬が居たとしたら、大変珍しいケースです。
もの凄く怖がりさんで育てにくい可能性や、疾患を持ってしまっている事も考えられます。

先ずは、竹○さんの大事なご家族になるべくお家にやって来た子犬が、とても健康で快活な子犬である事を認識し、喜んで下さい。
とは言っても困るから・・・しつけをしなければ・・・とお考えのようですが・・・
結論から言うと、まだ、早過ぎます。

現時点でも、わんちゃんはまだ3ヶ月ぐらいですよね?
これは人間で言えば、まだ赤ちゃんです。褒められている事も叱られている事も分からなくて当然です。

子犬の育て方は、人間の子供を育てるのと基本的には変わりません。
例えば人間の、まだ口もきけないような赤ちゃんに、厳しく叱ったりしてしつけをしようとするでしょうか?
ほとんどの方が、何をしようと微笑みながら、危険がないように見届けているだけではないでしょうか?

子犬も同様に、この時期、こうして暖かく見守られ十分に可愛がってもらう事で、家族に愛されている事を実感して行きます。
優しくて強くて自分を守ってくれる存在が、ご家族である事を自然に学んで行き、お父さんとお母さんが大好きになります。

やがて6ヶ月~1歳ぐらいに成長すると、色々な事が少しずつ理解できるようになって、大好きなお父さんとお母さんの教えてくれる事を日々吸収して行きます。今は、危険がある事のみ、取り上げたり事前に片付けるなどして、叱らずに対処しましょう。

この時期に余り叱ってしまうと、やがて人間を怖がるようになってしまう可能性があります。
そうすると、ご家族は大丈夫でも、他の人間が苦手に育ってしまい、ふいに手を出されると唸ったり噛んだりしてしまう可能性も出てきます。
仮にしつけを厳しくして成功しても、暗い性格の犬に育ってしまう事もあります。

逆に出来る事はたくさん褒めて、思いっきり嬉しそうにしてあげましょう。(オスワリや夜1人で寝られるなどの事は、この時期の子犬としては大変素晴らしい事ですよ!!)
また、成長するに連れて忘れてしまいがちな事ですが、わんちゃんは飼い主さんに褒められ喜ばれる行動を取ろう、取ろうとする動物です。もし生活している中で、気にならない行動があるとしたら、逆にそれは褒める事です。

既に出来る事や気にならなかった事は、わんちゃんが私達人間の為に、そういう行動を取ってくれている事なのです。
これを、気が付いた時にいつもいつもちゃんと褒めて行かないと、その行動を取っても飼い主さんが喜んでくれないのならば、いずれわんちゃんはその行動を取らなくなってしまいます。

逆に、取ってもらいたくない行動やイタズラを叱ってだけいれば、わんちゃんはその時だけ飼い主さんが自分に注意を向けてくれるのですから、その行動ばかり取るようになります。
これが、「叱る」のでは無く、「褒めて」育てる極意になります。

なるべく叱らねばならない事を事前に人間側が予測して、片付ける・避けるなどして、叱らずに済むようにしましょう。
そして、出来た事や飼い主さんが楽だった事・嬉しかった事などを褒めちぎって生活してみて下さい。

一年後には、キラキラした瞳でいつもご家族を見つめ、ご家族の喜ぶ行動を常に取ろうと考えている、明るい成犬に育ってくれるはずですよ。

06 お腹を壊しやすい

お悩み

ミニチュアダックスを飼っています。
うちのコはすぐにおなかを壊してしまいます。
病院へ行ったのですが、健康に異常はないそうです。
おやつのあげすぎなのでしょうか?それともフードが合っていないのでしょうか?
サンプル品をもらいまくって、いろいろ試しているのですが、なかなか良いフードが見つかりません。

飼い主:39歳主婦・夫・小学生の娘2人
犬種:ミニチュアダックスフンド
犬の年齢:3 才女の子

ドッグライフカウンセラーからのアドバイス

健康に問題がないとのことですので、おなかを壊す原因の一つとして食の変化が考えられます。

わんちゃんの内蔵は、食の変化にはあまり適していないので、フードをいろいろと替えることで、おなかを壊しているのかもしれません。

フードの切り替えは、今まで食べていたフードと新しいフードを9:1、8:1、7:3 と3 日置きくらいで、少しずつ便の様子を見ながら替えていくといいでしょう。

わんちゃんの健康な便は、小さくて硬めのコロコロしたものです。
少しでも、軟らかくなってきたら、1つ前の段階の分量に戻して、様子を見てください。

また耳が異常に汚れていないか、涙やけがひどくなっていないか毛づやが悪くなっていないかなども、そのわんちゃんに合ったフードを選ぶ目安になります。

おやつの与えすぎも、健康を損なう要因の一つとなりますので、健康管理に気をつけるためにも、あげすぎないようにしましょう。
オヤツを与える場合は、そのぶんフードを減らすように心がけてみてください。

05 遊びについて

お悩み

家の風太(プータ)は、まったくボール遊び等に興味が無く、ボールに見向きもしません。
仔犬の頃(1歳になるまで)はよくボールやその他の玩具を追いかけたりして遊んでいたのですが、今ではまったく遊びません。
どうすればまたボールを追いかけて遊ぶようになりますか?
公園等に行くと、回りのわんちゃん達が楽しそうにボールを追いかけたりして遊んでいます。プータには何か問題があるのでしょうか?
家の中では比較的いたずら等もせず、家族とごろごろしている事が多く、お散歩自体は大好きですし、他のわんちゃんに寄って行きたくてしょうがないようで元気な気がするのですが?

飼い主:マンション在住  夫婦二人
犬種:ミニチュアシュナウザー(2歳、♂)

ドッグライフカウンセラーからのアドバイス

プータ君はお散歩大好きでいたずらもほとんどしない、とても良いコなようですね。
きっとご家族と一緒に過ごすのが大好きなんだと思います。

とても元気で、日々ご家族と幸せに暮らしているのであれば、結論から言うと、ボールや玩具で遊ばない事自体は何にも問題ありません。

確かに公園等に行くとボールを追いかけたり、持って来い等の遊びをしているわんちゃん達がたくさんいるかもしれませんが、犬には人間と同じように色々な個性があります。

犬種による違いもありますし、同じ犬種でも親譲りの性格や環境・育ち方で、やはり一頭一頭様々な個性を持っているものです。
当然それぞれに好きな事や興味の対象も違ってきます。

すべての犬がボール等の動く対象に興味持つわけではありません。
一歳位まではボールや玩具に興味があったとの事ですが、仔犬は基本的にもの凄い好奇心のかたまりです。
見るもの・聞くもの・触れるもの・・・などすべてに興味津々の時期ですから、プータ君も色々なもので遊んでいたのだと思います。

でも大人になって来て、プータ君自身の個性が出て来たのではないでしょうか?
お散歩に行くと他のわんちゃん達には寄って行きたがる、というのも、興味の対象が違う事の現われだと思います。

飼い主さんからすると、愛犬とボール遊び等をできないのは寂しいかもしれませんが、人間がやりたいと思う事と、愛犬がやりたいと思っている事が違っているかもしれません。
飼い主さんがやりたい事で、無理に遊ぼう・遊ばせようとすると、その事自体が犬にとってストレスとなる事もあります。

プータ君もまだ二歳ですし、これからふとしたきっかけで突然興味を持つものや、大好きになる遊びもあるかもしれません。

是非プータ君の個性を観察してよく理解し、一緒に楽しめることを気長に探してあげて下さい。飼い主さんにも愛犬にも負担が無く、幸せな生活を送れる事が一番大切です。

04 予防接種について

狂犬病の予防接種は、絶対ですよ。

お悩み

今年5歳になるフレンチブルドッグを友人より譲り受け、夏から一緒に暮らし始めました。
あまり深く考えずに育てていたのですが、犬の予防接種とか、いろいろあるみたいでよく分かりません。
受けたほうが良いのでしょうか?
それとも、人間のインフルエンザ予防接種のようなもので、受けても受けなくても良いものなのでしょうか?

飼い主:会社員、男性(マンション一人暮らし、24歳)
犬種:フレンチブルドッグ(5歳、♂)

ドッグライフカウンセラーからのアドバイス

愛犬の予防接種には、大きく2つあります。狂犬病予防接種と、混合ワクチンの接種です。

狂犬病の予防は、年に一度行うことが法律で義務付けられています。

犬を飼っているお宅に「犬」ステッカーが張ってあるのを見かけたことがあるかと思います。ステッカーの下に小さく年度が書かれており、「今年度も狂犬病のワクチンを摂取しています」という証明になります。

それと同時に、小さなアルミ板の鑑札がもらえます。この鑑札をワンちゃんの首輪に付けておくことも、法律では義務付けられえているのですが、ほとんど守られていませんし、罰せられていないというのが現状です(法律には罰則が定められています)。

この鑑札に記された番号で飼い主さんが特定できるため、迷子になった際や、災害時においても、付けておくと飼い主さんに連絡が届きますので、そういう点でも付けておくと良いと思います。

狂犬病以外のワクチンは、法律で義務付けられているものではありませんが、年に一度ワクチンを摂取することで、愛犬が感染症にかかった際に、重症になることを防ぐことができますので、混合ワクチンも摂取したほうが良いと言えます。

ペットホテルやドッグランなどで、ワクチン接種の証明書がないと預かってくれないというところもあります。ご自分の愛犬のためにも、そして、周りのワンちゃんのためにも、摂取をおすすめいたします。

また、お友達から譲り受けたとのことですので、市区町村への犬の登録が必要です。
こちらも、飼い主さんに義務付けられています。

狂犬病予防接種のときに登録できますので、なかなか時間が取れないということでしたら、狂犬病予防接種と一緒に登録を行うと良いかと思います。
登録することによって、鑑札がもらえます。
こちらの鑑札も記載の番号で飼い主さんが特定できますので、愛犬の迷子時に役立ちます。

03 多頭飼いについて

ワンちゃんが好きで好きでたまらない。
そんな方は、たくさんのワンちゃんに囲まれた生活は
憧れのライフスタイルかもしれません。
もちろん、ワンちゃんの世界のルールを守りながらですよ。

お悩み

我が家には3歳のポメラニアンがいます。
最近実家から3歳になるメスのトイプードルを引き取りました。
小さい頃から仲良く遊んでいたので大丈夫だと思ったのですが、一週間もしないうちに喧嘩をするようになってしまいました。
両方とも同じように叱っているのですが、だんだん喧嘩が激しくなってきてしまいました。
どうしたら良いですか?

飼い主 30代夫婦
犬種:ポメラニアン メス 3歳 トイプードル 3歳 メス

ドッグライフカウンセラーからのアドバイス
 

いくら仲良く遊んでいたとしても、飼い主さんがそれぞれにいる場合と、同じ家族として一つの群れになることとは、全然違います。

同じ家族になったということは、両方のワンちゃんにとって、とても大きな変化です。
引き取られたプードルにとっては、飼い主さんが変わり、今までとは違う群の中で暮らすことになり、群れの中での自分の位置も分からず不安もストレスもあります。

また、もともといたポメラニアンにとっては、自分の群の中にもう1頭ワンちゃんがやってきて、飼い主さんの愛情を奪われないか、こちらも不安です。
ついつい新しくきたワンちゃんを攻撃するような行動に出てしまうのも、無理もありません。

多頭飼いは犬と共に暮らす楽しみも2倍以上ありますが、気を付けなければならないことも増えてきます。
でも、飼い主さんがリーダーとして気を配ってあげることで、両方のワンちゃんの不安を取り除き、2頭とも幸せにしてあげることができます。
それには2頭のワンちゃんの家族内での順位を早く決めてあげることです。

順位を決めるのはリーダーの大切な責任です。
順位をちゃんと決めることで、ワンちゃん達も安心して暮らせ、この人に頼って暮らしていけばいいんだと確信することにつながります。

すべての事において先住犬、つまりポメラニアンを優先します。
プードルを撫でているときにポメラニアンが自分も撫でて欲しくて寄ってきたら、ポメラニアンを撫でてあげます。
抱っこして欲しくて両方やって来ても、ポメラニアンを抱きあげます。玩具を取り合った時は、ポメラニアンにあげます。ご飯も散歩もポメラニアンを先にします。

こうしていくことで、プードルはポメラニアンを上位だと認めるようになり、喜んで従うようになりますし、ポメラニアンもプードルを同じ群れの一員で、下位のものとして認め、だんだん守ってあげられるようになり、すべてのトラブルは自然におさまっていきます。

焦らず、ゆっくりと対応してあげてください。

02 引越しによる不安

お悩み

平屋だった家を建て替え、2階建てにしました。
建て替えの間2か月程は家族揃って実家に身を寄せていましたが、その時から急に留守番ができなくなってしまいました。
実家の父母がいたのですが、私が買い物などで家を空けている間、ずっと吠え続けていたようです。
家に戻れば直るかと思っていたのですが、その後建て直した家に戻っても状況は変わらず、ご近所の方が「きなこちゃんがかわいそうだから」と教えてくれました。
建て替えをする前はちゃんとお留守番していましたし、父母もよく来ていたのでもちろんかわいがってくれていて、どうして吠え続けるのでしょうか?
理由が分からず困っています。
私は専業主婦で毎日長い時間家を空けているわけでもありません。

相談者:40歳代夫婦、子供2人(専門学校生・高校生)
愛犬:シェットランドシープドッグ「きなこ」メス4歳

ドッグライフカウンセラーからのアドバイス

親切に教えてくださる方がいて良かったですね。ご近所付き合いがうまくいっているのでしょう。
確かにずっと吠え続けていたのでは、迷惑だと感じる方もいらっしゃると思いますし、きなこちゃんもかわいそうです。以前は問題無かったということですので、きなこちゃんにも吠えてしまう原因があると思います。

きなこちゃんの立場に立って、少し考えてみましょう。
約2か月の間に2度お引越しがあり、住む家が変わりました。
私たち人間は「家の建て替え」→「仮住まい」→「新居に戻る」などと将来に向けた予定を考えることが出来ますが、ワンちゃんにはそこまで理解できません。
きなこちゃんにとっては住み慣れた環境がガラッと変わってしまう、という変化が短い間に2度も起きてしまったことになります。
知らない環境の中に1人ぼっちで置いていかれる不安から、急に吠えるようになってしまったことが考えられます。

ワンちゃんは変化に敏感な生き物です。ちょっと家具を動かしただけでストレスを感じるような繊細なワンちゃんも少なくありません。

そう考えると、きなこちゃんにとって2度のお引越しがかなりの不安材料になっているのではないでしょうか。
時間が経てば新しい家に慣れて、「ここが家族と一緒に私が暮らして行く家なんだ・・・」と安心できるようになって行くと思いますが、それまでずっと吠え続けているのはかわいそうですし、逆に吠えることが習慣になってしまう可能性もありますので、できるだけ安心できる環境を作ってあげて、1からお留守番の練習をしてあげましょう。

まず、平屋を2階建てにしたということで、お留守番の時、家中すべての空間を行き来できるようにはしていませんか?新しい環境に不安を感じているきなこちゃんにとって、今まで以上に広すぎる空間はさらに不安をかきたてます。
移動できるのは、いつも寝ているハウスやサークル内、又は1つのお部屋だけにしておいた方が安心できます。
そして、時間を作ってお留守番の練習をしてあげてください。
最初は出掛けるふりをして玄関から出て行き、きなこちゃんが吠え出さないうちにすぐに戻ってよく褒めます。

これを繰り返して徐々に1分、3,5,10分・・・と、待たせる時間を長くしていきます。
「ここにいれば安心なんだ。不安になったりする必要はないんだ」ということがきなこちゃんに分かれば、きっと以前のように上手にお留守番できるようになってくれますので、大きな環境の変化に戸惑っているきなこちゃんを、家族みんなで暖かく応援してあげてください。

注意事項:お悩み相談は、同じような悩みに見えても、個々の飼い主さんの暮らし方や犬との接し方、性格や物の考え方によって、解決策や回避策、またその伝え方が大きく変わって来ます。
もちろんこれに加え、犬の性格・犬種・年齢など様々な要素でも内容が変わります。
10組の飼い主さんと犬が居たら、10通りのお悩み相談回答が存在しますので、こちらの相談文はその一例に過ぎません。御注意下さい。

01 引っ張り癖

飼い主さんそれぞれに、多かれ少なかれワンちゃんに対する悩みはあります。
今回は、引っ張り癖について考えてみましょう。

散歩の引っ張り癖

お悩み

4ヶ月になるラブラドールを飼っています。
散歩に出てから帰るまでの間、ずっと引っ張られています。
本などを読んで、引き綱を引いて戻らせようとしましたが、最近はどんどん力が強くなっていて、負けてしまいます。
この間は、玄関を出た瞬間、私が転んでしまいました。この先、大きくなるにつれ、不安がいっぱいです。

相談者:主婦(53歳)
愛犬:ラブラドール・レトリバー
年齢:4ヶ月

ドッグライフカウンセラーからのアドバイス

ラブラドールは大変活発な犬種ですし、4ヶ月という時期は、好奇心のかたまりのような時期ですから、色々なことが気になって引っ張るのはごく当然のことなのです。

ワンちゃんには、興味のあることに向かっていくことよりも、飼い主さんの足元を歩くことのほうが魅力的であると教えてあげましょう。
ワンちゃんの引っ張り癖は、必ず治ります。飼い主さんは心にゆとりを持って、楽しみながらワンちゃんに次の2つのことを教えてあげてください。

(1)『おいで』(2)『ついて』

この2つを教える前に、気をつけていただきたいことがあります。
『おいで』や『ついて』の練習では、決して叱らないことです。
『おいで』と言っても来なかったからと叱ったり、引っ張ったときに叱りながらリードを引いたりすると、ワンちゃんが飼い主さんの足元を快適ではない場所と考え始め、ますます飼い主さんから離れようとしてしまいます。
(1)『おいで』(2)『ついて』の動作を教えるときには、決して叱らず、褒めることだけで教えてあげてください。

(1)『おいで』の教え方
ワンちゃんのリードを持ったまま、1m離れます。
「おいで」と声をかけたら、なるべく早くリードをたぐり寄せ、十分に体に近づけた位置で褒めます。
「おいで」はいつもの優しい声で呼びかけてください。
声をかけてから褒めるまでの時間が短ければ短いほどワンちゃんの覚えは早くなります。
遅くとも声をかけてから2秒後には褒めていられるようにしましょう。そのためには、必ずリードをつけて練習してください。
「おいで」と言えば間違いなく来てくれるようになるまでは、ノーリードでの練習は避けるべきです。

この【離れる】→【「おいで」と声をかける】→【すばやくリードをたぐり寄せる】→【褒める】を何度も練習をします。徐々に離れる距離を長くしていきましょう。

どんなときも、ワンちゃんを人間側から迎えにいくような動作は控えてください。飼い主さんからワンちゃんに近づいてしまうと、「おいで」は飼い主さんが近づいてくるものだと勘違いして覚えてしまいます。
必ず最後の一歩まで呼び寄せることを心がけてください。

(2)『ついて』の教え方
『おいで』ができたら、ワンちゃんは飼い主さんの足元を快適な場所だと思い始めています。次は『ついて』を教えて、人間の横を並んで歩く練習です。
まず、ワンちゃんを横につけたら、リードを短く持ったまま、「ついて」と言って、一歩だけ歩きます。
横につけて一歩進んだら、すぐに良く褒めます。褒め方は先ほどと同じで、優しい落ち着いた声で褒めます。
続けてまた「ついて」と声をかけ、一緒に一歩進み、褒めます。
これができるようになったら、2歩、3歩と徐々に増やしていきましょう。
他の方向に行こうとしたときは、短く持ったリードを引き寄せて必ず横についてくるようにしてから褒めます。
だんだん長い距離をできるようになりますが最初のうちは10歩に1回くらいは、軽く褒めながら歩いてあげてください。

また、ワンちゃんがこれでいいのかな?という顔で、飼い主さんを見上げるようなしぐさをしたときも、すかさず、軽く褒めてあげてください。
決して、言葉をかける前に力まかせでリードを引っ張ったり、言うことを聞かないからといって怒ったりしないように、気をつけてくださいね。

ワンちゃんは愛情に貪欲な動物ですので、いつも飼い主さんに可愛がられていたいと思っています。
ですので、いつも褒められたい一心で飼い主さんを見つめ、飼い主さんの喜ぶことをしようとするようになります。
諦めずに、根気よく『おいで』『ついて』を教えることで、ワンちゃんとの心の通った信頼関係も築くことができます。ぜひ、がんばってくださいね。


注意事項:10組の飼い主さんとワンちゃんがいれば、10通りの答えが存在します。
こちらの相談例はその一例に過ぎません。ご注意ください。

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代表者プロフィール

伊藤真也(いとう しんや)

資格

2級建築施工管理技師
2級建築大工技能士
1級古民家鑑定士
愛犬家住宅コーディネーター
ドッグライフカウンセラー

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